今須 平井集落聖蓮寺

関ケ原から登った松尾山小早川秀秋陣跡から南に東海自然歩道をたどり、降りてきたのが中山道今須宿のある今須の平井集落。とくに有名な観光地でもないですが、地図で見つけて気になっていたのが聖蓮寺です。

平井の集落はこんな感じ。こじんまりとした場所です。集落にたどり着く直前の山道(林道)から。

今須 平井集落
今須 平井集落

集落の中は細い道が入り組んだ、風情あるたたずまい。人はほとんどで歩いていません。平日日中ですからね。

今須 平井集落
今須 平井集落

そしてこれが聖蓮寺。大きな寺ではありませんが、梅の花が一番に目に飛び込んできます。良い季節に来たようです。聖蓮寺は親鸞聖人に縁があるそうですが、聖蓮寺の詳細はこちらを参照してください

平井集落の聖蓮寺
平井集落の聖蓮寺

梅はこんな感じで咲き誇っていました。ただし、下の写真の梅は、聖蓮寺が有名になった八房の梅ではありません。

聖蓮寺鐘楼前の梅
聖蓮寺鐘楼前の梅

八房の梅はこちら。八房の梅に関してはこちらの説明をどうぞ

聖蓮寺八房の梅
聖蓮寺八房の梅

八房の梅をアップで狙いましたが、風があってピンボケになってしまいました。

聖蓮寺八房の梅
聖蓮寺八房の梅

聖蓮寺の境内をぐるっと撮影した動画。

今須 聖蓮寺

この時、時刻は正午をとっくに回っていて、集落の周辺でランチが取れるところを探しましたが、皆無。しかたなく、そのまま歩いて今須宿を目指しました。(あとで地図で調べたら、集落の外にランチを出すお店が2店ほどありました…)

定光寺ハイキング

応夢山定光寺は愛知県瀬戸市の山中にある臨済宗妙心寺派の寺院で、最寄りの駅はJR中央線の定光寺。JR中央線で通過した人は多いと思いますが、山中のさびれた無人駅で、乗降客はわずか。「なぜこんなところに駅が?」と思われる人も多いのでは。

定光寺は尾張の鬼門にあたり、尾張徳川家の庇護を受け、尾張徳川家の初代である、徳川義直の墓、源敬公廟があり、国の重要文化財に指定されています。

この日の定光寺駅を起点とするハイキングコースも「日帰りウォーキング 東海 (大人の遠足BOOK)」に掲載されているコース。よくこんなコースを見つけたな、という気もしますが、一部は東海自然歩道になっています。

訪れたのは11月4日、紅葉にはちょっと早かったですが、それでも色づき始めた木々をある程度楽しむことはできました。

さて、JR中央線の定光寺駅で下車すると、そこは無人駅。駅周辺のお見せらしきものはすべて閉まっており、最近使われていた形跡もありません。駅近くのトイレも古そうで、とても使いたい気にはなりません。

出ばなをくじかれる感じですが、そこから踏み出して庄内川にかかる橋の上に立つと別世界。自然豊かな世界が名古屋駅からわずか30分の乗車で来られるところにあるのに驚きます。庄内川は名古屋の北側を流れていますが、時々洪水を起こす以外にぱっとしたイメージはないのですが、ここまで来ると渓流ですね。

庄内川

庄内川にかかる橋を渡ると、定光寺へ向かう車道もあるのですが、谷沿いに東海自然歩道が通っています。ハイキングですから無論、自然歩道を行きます。沢沿いの道はよく整備されていて、沢も小さなものですが、それなりに山の雰囲気が楽しめます。小さな滝もあります。

定光寺へ向かう東海自然歩道

30分ほど沢沿いに登ると道ばたに野仏が。東海自然歩道はここから右に折れて山の中に入ります。正面は池のある定光寺公園。定光寺は道を左へ進んだ先です。

モミジの紅葉に彩られた石橋を渡ると定光寺への参道。ずっと石段の登りが続きます。両側にはところどころに石仏が並べられています。車の人は定光寺の脇まで直接行くこともできますが、やはり参道を登るのが風情がありますね。

定光寺の参道

ひたすら石段を登り、わりにこじんまりとした山門をくぐると、定光寺の境内。正面には本堂が。本堂はどこか鎌倉時代の寺院を思わせる作りです。定光寺とさほど遠くない虎渓山永保寺は鎌倉時代の創建ですが、定光寺は1336年創建。鎌倉時代が終わり、南北朝時代に入る頃ですね。本堂は重要文化財に指定されています。

定光寺本堂
定光寺本堂

定光寺の境内は、尾張徳川家ゆかりの寺という割には小さいですが、古刹ですから風情はあります。

定光寺本堂
定光寺本堂
定光寺境内のお堂

徳川義直の墓、源敬公廟を見るためには入場料100円が必要です。こちらも重要文化財ですからもちろん見学して来ました。本堂脇の小さな門をくぐると参道が続きその突き当りに廟があります。参道途中にある獅子門も重要文化財。

源敬公廟自体は柵に囲まれていて近づくことはできません。

源敬公廟
源敬公廟

定光寺を出たら、東海自然歩道まで戻り道を進みます。落葉樹が多い気持ちの良い山道が続きます。

定光寺近くの東海自然歩道
定光寺近くの東海自然歩道

道は定光寺自然休養林の中を通り、1時間ほど歩くと森林交流館という施設があります。訪れた時には閉まっていて人気がありませんでした。森林交流館を中心に遊歩道が整備されています。この中の「まなびの径」をたどります。

途中分岐などが沢山ありますが、必ず看板が出ているので、それをたどると1時間半弱で愛知環状鉄道の中水野駅に出ます。この間の山道は、車道が並行しているところもあり、山奥という感じではありませんが、自然が楽しめる整備された気持ちの良いハイキングが楽しめます。

関ケ原古戦場ハイキング

関ケ原と言えば言わずと知れた1600年、関ケ原の合戦の場所。しかし、関ケ原古戦場にあるものと言えば「ここは徳川家康の陣地」「ここは石田三成の陣地」「ここは合戦の場」といった、記念碑だけというイメージでいました。ですから「わざわざ歩きに行くこともないだろう」と思い込んでいました。

ところが、ハイキングの目的地選びの参考にと購入した「日帰りウォーキング 東海 (大人の遠足BOOK)」という本を見てみると、「エコフィールド」とか「東海自然歩道」の文字が。「え?関ケ原って、陣跡の看板を見て歩くだけじゃないのね?」と思い直し、10月12日、紅葉のシーズンにはまだだいぶ早いですが、歩いていても暑さを感じなくなったころに出かけました。

まずはこの日の関ケ原古戦場ハイキングの行程を編集した動画から。

JR関ケ原駅を出たら、駅前の観光案内所でハイキング用のマップを手に入れることができます。数多くのコースが設定されていますが、この日は「日帰りウォーキング東海」に載っていたコースにほぼ沿って歩くことにしました。でもいつか、小早川秀秋が陣をしいた松尾山とかも訪ねてみたいですね。

JRの駅から道をたどり、高架でJRの線路を越えます。その先にあるのはできたばかりの岐阜関ケ原古戦場記念館。この日はオープニング直前で、セレモニーが行われていました。体験型のミュージアムのようなので、また今度来たいですね。

さて、記念館は素通りして、まずはコンビニでお弁当を買います。今日のルート上にはレストランはないのです。日本の田舎は途中食べるところが限られており、調べてから行っても閉まっていることも多く、注意が必要です。ですからこの日はあらかじめ弁当を買い込むことに。

岡山烽火場

まず目指したのは岡山烽火場(のろしば)。合戦の開始を告げた場所ですね。小高いところで、関ケ原駅からも旗が立っているのが見える場所です。ここまでの道は、集落の間を抜けるところも歴史を感じさせますし、竹林の斜面も風情があってお勧めです。

竹林を抜ける

烽火場からは樹林の中、東海自然歩道に沿って進みます。急な上り下りもない、気持ちの良い山道です。やがて到着するのがエコフィールド。農業用のため池がいくつか並んだところを道が通っています。きっと水生生物などが多くいるのでエコフィールドになっているのでしょうね。

エコフィールドへ

関ケ原の合戦決戦地

エコフィールドを抜けると道は平地に下り、国道の下をくぐります。しばらく歩くとコスモスの花畑が見えて来て、その先が決戦地。記念碑が立っているだけです。

コスモス畑と決戦地

笹尾山石田三成陣跡

決戦地の向こう側、山の上に見えるのが石田三成が陣をしいた笹尾山。その登り口には笹尾山交流館という施設があり、鎧兜を借りて身につけることができるとか。ここから笹尾山までは一登りです。笹尾山の頂上からは関ケ原が一望できます。

石田三成陣地笹尾山頂上

さて、笹尾山からさらに東海自然歩道をたどるのですが、どうもどこに道があるのかがわかりません。しばらく探すと、笹尾山頂上にある神社の奥の笹に覆われた中に踏み跡らしきものが。「これかな」と思って進むと、次第にはっきりしてきて、東海自然歩道によくある丸太を横に並べた階段が。間違いないですね。道は集落の中に入っていきます。

集落の中で見かけるのが、自然石のようにしか見えない石が祀られているもの。お地蔵さんが風化したのか、それとも自然石をお地蔵さんに見立てたのか。あるいは関ケ原合戦で亡くなった武士を弔うための墓碑であったのか。正体はわかりません。

自然石を祀る?

このあと、島津義弘陣跡、開戦地、小西行長陣跡、徳川家康最後陣跡、そして東首塚とまわって関ケ原駅に戻りました。この辺りは「記念碑巡り」みたいなものになりますから、ハイキングとしてはあまり面白くないですね。

後日小早川秀秋の陣跡である松尾山へ行った話はこちら

犬山 寂光院から継鹿尾山、登山道を経てハイキング

犬山のもみじ寺として有名な寂光院を見学したら、東海自然歩道をたどり、継鹿尾山を目指します。これが寂光院から継鹿尾山を目指す一番ポピュラーな登山道のようです。寂光院から継鹿尾山山頂までは、歩きなれた人なら30分くらいで、ゆっくり歩いても1時間でおつりがくると思います。

登り口は本堂のすぐ上にあり、石仏が何体か並んでいるあたり。ここにベンチもあるので、ちょっと荷物を直し、ウォーキングスティックを準備して歩き始めます。

寂光院継鹿尾山登り口付近にある石仏
継鹿尾山登り口付近にある石仏

継鹿尾山への登り始めはこんな道。部分的に階段状に整備されています。道は主に尾根伝いになっているためか、比較的土が薄く、乾燥気味で、ずっと灌木帯が続いています。

継鹿尾山への登り始め

ところどころに石仏があります。きっと寂光院への参拝の道でもあったのでしょうね。

継鹿尾山登山道の石仏
継鹿尾山登山道の石仏

時代はわかりませんが、なかなか味わいのある石仏も。

継鹿尾山登山道の石仏

標高が上がってくると(と言っても継鹿尾山は273mなので大した標高ではありませんが)、展望も開けてきます。寂光院はモミジで有名ですが、その上の継鹿尾山にはあまりモミジはなく、黄色く色づく木々の方が目立ちます。

継鹿尾山頂上直下の展望

ほどなく頂上。東屋のようなものが建っていて、座る場所があり、休憩できます。到着したのがちょうど正午くらいで、皆さん弁当を広げていました。頂上からは展望はあまり開けていませんが、木曽川やモンキーパーク、犬山城が見えます。写真の中で犬山城は観覧車のすぐ上に写っていますが、わかりにくいかな。スマホのカメラではこれが限界。

継鹿尾山頂上からの展望 犬山城
継鹿尾山頂上からの展望

この日は、どのコースを歩くか明確に決めずに継鹿尾山まで登ってきました。東海自然歩道の道標を見ると、「善師野駅まで3.5km、1時間10分」とあります。帰りはどこかの鉄道駅まで出たいので、名鉄の善師野駅まで歩くことにしました。

東海自然歩道の道標

継鹿尾山頂上からの道は、まずは下りから始まりますが、その後は上り下りを繰り返す、尾根の道です。東海自然歩道には多い、丸太を並べた階段が整備されていますが、これが意外に歩きにくいんですよね。

継鹿尾山登山道 東海自然歩道の道
継鹿尾山登山道 東海自然歩道の道

途中、植物や風景を楽しみながら歩きます。アップダウンはありますが、標高が低いところですから、長いのぼりなどはなく、さほどきつくは感じません。以下、植物名はいずれも自信なし。

ネズミサシ
ネズミサシ?
ヤマツツジ
ヤマツツジ?

山の中はこんな感じ。

継鹿尾山登山道 東海自然歩道

尾根道はやがて分岐に出ます。東海自然歩道の本線は右、左は恵那方面に向かう恵那コースです。善師野駅へ向かうには右に折れ、東海自然歩道の本線をたどります。道は尾根を外れ、谷合へと降りていきます。道も広くなり、軽自動車くらいなら通れそうな林道のような感じ。尾根道とは植生も変わります。

継鹿尾山登山道 善師野駅への道
継鹿尾山登山道 善師野駅への道

しばらく緩い下りが続き、開けたところへ出ると、それが大洞池というため池。水は澄んではいませんが、紅葉した周りの風景を映して結構奇麗に見えます。

大洞池
大洞池

東海自然歩道はこの先、熊野神社へと向かいますが、私は大洞池で東海自然歩道を離れ、谷沿いの道を降りて善師野駅へと向かいました。木立の中の道を抜けると向こうに善師野の集落が見えてきました。

継鹿尾山登山道から善師野へ

舗装道路に出てしばらく進むと名鉄広尾線善師野駅が見えてきました。あ、電車が出てしまう…

名鉄広尾線善師野駅
名鉄広尾線善師野駅