横蔵寺

この日のメインはミイラで有名な横蔵寺。正確には両界山横蔵寺です。

有名と言っても全国に知られているわけではなく、知っているのは岐阜とか愛知の人くらいのものでしょうけど。スケールはもちろん京都・奈良・近江などの有名な寺にはかないませんが、歴史的には古い寺で、桓武天皇の勅願によって801年に開山しています。平安・鎌倉時代あたりまでは、沢山の僧坊を構えてかなり栄えていたそうです。戦国時代から斜陽化して織田信長に寺領を取られ、さらには比叡山再興のために本尊の薬師如来像は比叡山に持ち出されて根本中道の本尊になっているそうです。以前は相当格式の高い寺だった、ということですね。

今は、往時の面影もあまりないひっそりとした田舎寺の趣ですが、重要文化財クラスの仏像などもいくつか残っています。

横蔵寺

またミイラはいわゆる即身成仏をした僧のもので、妙心上人という人です。拝観することができます。

横蔵寺はこのあたりでは紅葉の名所なのですが、暑さが厳しかった年の11月はじめではいささか早すぎたようです。

横蔵寺の奥は「いこいの森」という公園になっています。山に囲まれたきれいな広場があるほか、ハイキング道も整備されています。

横蔵寺いこいの森

この日は小さな子連れだったのでハイキング道には足を踏み込みませんでしたが、谷汲の華厳寺まで山道を歩いていくこともできます。東海自然歩道の一部にもなっています。

そして帰りがけ。横蔵寺の入り口付近に露店を出しているおばあさんたち。漬物などを買いましたが、素朴な味わいで、こうしたところを訪問する楽しみの一つですね。
横蔵寺売店のおばあさん